UNEコース
すべての子どもたちは、たくさんの、そして大きな可能性を持って生まれてきます。
その可能性を発揮できるかどうかは子どもたちの世界観をどれだけ広げ深められるかにかかっています。
それは単に、私たちを取り巻く世界を探求するだけではいけません。
なぜなら、私たちは皆、自分が育んできた視点と選択によって、自分自身の人生を創っているからです。
「私はこう思う。だからこうする。私たちはこうした。だからこれを選ぶ。」
自分の外側の世界に加えて、自分の意識の内面的な世界も探求できる必要があるのです。
周囲の出来事、物、文化、人々だけでなく、自分自身の考えや解釈、感情も探求すべきなのです。
私たちが周囲の世界についてどう考えるかは、私たちの中にある感情に深く影響され、そしてどう感じるかは、私たちの知識、認識、経験によって形作られるということなのです。
せかい探求は、こうした外側と内側の両方の世界の架け橋となるために作られました。
子どもたちの自立と仕事の世界を切り離して考えることはできません。
特に、テクノロジーの発達した現代では、仕事の世界は目まぐるしく変化しています。
今ある仕事がどんどん失われていく一方で、新しく生まれる仕事もたくさんあります。
5年後、10年後、子どもたちが働くことになったとき、はたしてどのような職があるのか予測することはほとんどできません。
そのような状況に応えられるよう力を身に付けることが必要です。
そして仕事の世界を通して、SDGsに代表される持続可能性といったグローバル経済の問題にも対応できる必要があります。
仕事の世界は社会とのつながり方を探求するものであると同時に、自信の才能や関心の多様性を育めるものでもあるのです。
私たちの住む世界、文化、そして一人ひとりの人生は、私たちの創造力を中心に創り出されています。
それは、私たち人間の創造力や文化によるアイデア、信念、価値観からスタートするものです。
そうした私たちの心の中にあるものをカタチにする過程が想像力なのです。
誰しも、類まれな想像力を持っています。
「想像力がない」と思い込むのは間違いで、それはまだ創造力についてよく知らないだけなのです。
未来を切り拓く創造力を育みましょう。