【No.0】物語を0から書き変える
人は言う、日本の教育が心配だ。
保護者は言う、子どもたちの未来は大丈夫だろうか。
子どもたちは言う、僕、私は将来が不安です。
同感です。
私たちは、子どもたちの幸せを願うからこそ、そう思うのです。
私たちは信じています。
子どもたちがもっと自由に学べることを。
子どもたちがもっとたくさんの世界に触れられることを。
子どもたちがもっと好きなことを見つけられることを。
子どもたちがもっと今を最高に生きられることを。
君が輝ける未来に、物語は書き変えられる。
今を最高に。未来は切り拓く
物語を0から書き変える
~UNE誕生のストーリー~
Chapter 1
物語の始まり
『消えてなくなりたいと思う日々』
今から5年前、
私が高校2年生の頃、
毎朝起きるたびに
「死にたい」と、
そう感じていました。
テストや模試で
良い結果が求められる期待に
頑張ってもなかなか応えられず、
私にはそれがものすごくストレスでした。
でも、
こんな生活は嫌だ、
なんとかしたい、
という思いは常にありました。
そんな日々では、
家族の支えが
生きていくよりどころでした。
『母の突然の入院…』
ですが、
2017年11月、食卓で、
話があると呼ばれました。
そこで、
「母の脊椎に腫瘍がある」ことを
知らされました。
今すぐ手術が必要ということで
家から母はいなくなりました。
私はそれから毎日泣いていました。
『このまま終わってたまるか』
しかし数日して、
私は、自分がとても情けないことに
気が付きました。
母は苦しい闘病生活を乗り越えようとしているのに、
私は何をずっとちぢこまっているのだろうと。
そのときの母の顔を
私は今でも忘れられません。
私は部活終わりに、
帰り道とは反対方向の母のいる病院へ
自転車で通っていました。
母は、いつまでもよき母でいようと
苦しい闘病生活を感じさせない笑顔で
私の話をいつも聞いてくれていました。
私はそのときから動きはじめました。
『人生が動き出した、』
あるとき父から、
日本人の伝記を勧められました。
その中で、
深く感銘を受けた
一節がありました。
それは、
「自分の命をどう使い切るか」
「志を立てて、覚悟を持って生きる」
ということでした。
私は、一度諦めかけた問い
「私が生きる理由」に
もう一度挑戦しました。
『私が輝く物語に書き換える』
私は、あることを思い出しました。
「学ぶことが大好きだ」ということです。
でもいつの間にか、自分の気持ちとは別に
“こうすべき"というシナリオの中で
苦しんでいました。
いつの間にか根付いていた
"これが正解" という物語。
私は、心から輝ける自分を
見失っていたことに気付きました。
私の人生の物語は、
私が輝く物語に書き換えることができる。
そう思いました。
同時に私は、私自身を取り戻すことが、
生きる希望を持つ第一歩だと感じました。
これはとても大切なことで、
この地球に生まれた、80億人全員が
そうあってほしいと思いました。
『これが私の原点、志』
身の回りの人も同様に、
自分を取り戻し、
いきいきと活躍できる場があってほしいと願った瞬間、
自然と、私の心の内側から「ぐわぁぁ」と、何かが溢れてきました。
これが私の志なのだ、と
触れただけで分かった気がしました。
「学ぶことが誰よりも好きだ」という気持ちと、
多くの人が、情熱と才能が出会う活躍の場を得て、
生き生きとした人生を送ってほしいという想いがありました。
私はこのとき、
私が思いついた人を助ける一番の方法として、
塾をつくろうと決意しました。
これは若さとは無縁のものでした。
「若いからやる」「若いからやらない」ではなく
志を立てたそのときから、勝手に動きだしていました。
『自分との約束を果たす』- Part1
大学生になると、
起業の準備をし始めました。
テキストを作り、
営業活動をしました。
日々、試行錯誤の連続でした。
「なんとしてもやるんだ」
当初の覚悟を思い出し、
活動を続けました。
やっとのことで、
数名の生徒を持つことができ、
初めは市の貸し会議室で授業を始めました。
『自分との約束を果たす』- Part2
やっと一歩が踏み出せたという気持ちで、
毎日はあっという間に過ぎていきました。
口コミづたいで、
ひとり、またひとりと塾生は増えていきました。
そうしてある程度資金が貯まったところで
とうとう、自分の看板を持つことを決意しました。
「一生やり続けるんだ」
自分の約束を思い出し、
まずひとつ、
自分との約束を叶えられたことを
素直に喜びました。
喜びとともに、
まだまだこれからだ、と
宇陽曲折を経ながらも
私の人生は目標へと
着実に動いていくのでした。
Chapter 2
冒険への誘い
『私の中に生まれた葛藤』
学習塾で起業し、1年半が経過しました。
高校での原体験をもとに、
子どもたちを救おうと活動してきました。
ですが、複雑に積み重なる教育課題を目の前に
単なる進学塾では、
子どもたちを救えている気がしませんでした。
生徒:「勉強ができないと、幸せになれないの?」
先生:「そんなことないよ」
そういう質問がきたら、きっとこう返すものの、
単に勉強を教えるだけでは、
言葉と行動が一致していませんでした。
子どもの点数が心配で塾に入れたものの、
勉強嫌いが悪化し、一生かけても治らないほどに
学ぶことを拒絶してしまった、
なんて例もごく普通にあるのです。
また、進路を決めるとき
子どもたちがみんなして言うことは、
「将来やりたいこととかないよ」
これでは、否が応でも、
いったい私たちが何のために教育者たり得ているのか
現状を疑う必要がありました。
『自分を育てる探究の旅』
活動に迷いがあり、
広報活動を一時やめることにしました。
その結果、赤字になった月もありました。
でも、今は耐えよう、
正しさに向かっているんだと
自分に言い聞かせました。
その代わり、
子どもたちに本当にすべきことを
探究し続ける余白ができました。
日本の教育の歴史にはじまり、
西洋の教育の歴史、義務教育の成り立ち、
世界中の最先端の教育事例、
政治・経済的背景、教育心理学、教育工学など
教育に関わるあらゆる分野を
総合的に研究し続けました。
『今、私たちは何のためにいるのか』
そうして「教育は何のためにあるのか」を問い直した結果、
それは、将来の準備のための耐えしのぐものではなく、
才能や感性を育てながら、今を最高に生きるため、
そして、将来を自分の手で創造するためにあるのだと
結論付けました。
私たちがすることはすべて、
人生を、あたなが輝く物語に書き換えるという信念で行っています。
ひとりひとりの子どもが持つ独自の創造力に価値があると信じています。
私たちが人生を変える手段は、
感性を自由に探求でき、才能を磨け、
自らの手で未来を切りひらける力を育むことです。
その環境を、関わるみんなで共に創り上げています。
こうして、
子どもたちの感性や才能と情熱が出会う場所、
UNEができあがりました。
Chapter 3 ~
物語は続く…
株式会社Upsee
住所:兵庫県三田市三田町36-16 第2さつきビル301
電話番号:079-505-2655
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