【No.5】教育が果たす5つの目的

query_builder 2022/10/20
8つの物語
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私たちはどこへ向かって歩むべきか - 学習内容

私たちの考える教育の役目は、

子どもたちが今を最高に生きられること

未来を自分の手で切りひらけるようになることです。


そのためにできることは


子どもたちが持って生まれる

たくさんの可能性を発揮できるよう

子どもたちの世界観を広げてあげること


今、この世界をよりよく生きていくために、

子どもたちが自立できるように、

子どもたちの創造力を育むことです。

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可能性を発揮するため - あなたと世界の橋渡しをする

すべての子どもたちは、

たくさんの、そして大きな可能性を持って生まれてきます。


その可能性を発揮できるかどうかは

子どもたちの世界観をどれだけ広げ深められるかにかかっています。


ですがそれは単に、

私たちを取り巻く世界を探究するだけではいけません。


単に私たちを取り巻く世界を探究するだけでは不十分な理由は、

私たちは皆、自分が育んできだ視点と選択によって、

自分自身の人生を創っているからです。

「私はこう思う。だからこうする。

私はこうしたい。だからこれを選ぶ。」


自分の外側の世界に加えて、

自分の意識の内面的な世界も探究できる必要があるのです。


周囲の出来事、物、文化、人々だけでなく、

自分自身の考えや解釈、感情も探究すべきなのです。


私たちが周囲の世界についてどう考えるかは、

私たちの中にある感情に深く影響され、


物事をどう感じるかは、

私たちの知識、認識、経験によって形作られるからです。


そうして、世界観を広げ深める中で磨いた自身の才能や感性が情熱と

出会う活躍の場を得て、

子どもたちは、独自の創造力で未来を切りひらいていくのです。

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子どもたちは自立する

私たちが子どもたちに願うことのひとつは「自立」です。

子どもたちの自立と仕事の世界を切り離して考えることはできません。


特に、テクノロジーが発達した現代では、

仕事の世界は目まぐるしく変 化しています。

今ある仕事がどんどん失われていく一方で、

新しく生ま れる仕事もたくさんあります。

5年後、10年後、子どもたちが働くこと になったとき、

はたしてどのような職があるのか予測することはほとんどできません。


そのような状況に応えられるよう、力を身に付けることが必要です。


また、仕事の世界は社会とのつながり方を探究するものであると同時に、

自身の才能や関心の多様性を育めるものでもあります。


私たちは、仕事の世界を探究することを通して、

子どもたちの社会との つながり方を模索しながら、

感性を育む必要があるのです。

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今に生きる人間としての経済的責任 - 人間と自然の共生

私たちがする生活、経済活動は、以前と同じものであってはなりません。


私たちには、

SDGsに代表される持続可能性や環境に配慮する経済的責任があるのです。


私たちがこれまでしてきた経済活動は実に、地球に致命的な打撃を与えてき ました。

地面を掘り、有害なガスを排出し、オゾン層に穴を開け、海にゴ ミを捨ててきました。


決してネガティブにさせようというつもりはありません。


未来は私たちの想像力を出発点として変えることができます。

よりよい価値 観や考え方、見方、思想、信念を携える必要があるという意味です。


私たちが使う「地球を救う」という言葉は、私たちが生存する環境を守るという意味ですが、それは同時に自然との共生を意味しているはずです。


今日における教育には、

私たちの生活を支える自然や環境にも目を配ることを言及すべきなのです。

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文化とは人間の活動そのもの - 人間と人間の共生

自然と人間との共生はさることながら、

現代では、人間と人間との共生も重要な問題です。


地球の人口は、過去最高記録を毎年更新し続けています。

世界はますます混雑を極めるでしょう。


そして、急速に発達する科学技術は、人々の振る舞いや価値観を変化させ てきました。

輸送技術が発達し、人々はあらゆる場所へ移動できるようになりました。

通信技術が進化し、様々な価値観や思想に出会うようになりました。


新たな性別の考え方、結婚のあり方、働き方。以前は当たり前だったこと

の多くがそうではなくなり、また新たな考え方も生まれています。


そして、多くの戦争や争い事の背景には、文化的な対立があるものです。

世界が混雑かつ複雑になるにつれて、私たちは他者の多様性を尊重できる 必要があるのです。


私たちが共有する文化を理解することに加え、

他の多種多様な文化を理解 し、尊重できる共存の意識を育むことは、

今日の教育には必要不可欠な要 素なのです。

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みんなで向かう - 実践を通して市民性は育まれる

私たちは、私たち自身のため、そして子どもたちのために、

これらの課題に挑戦する価値があります。


前途多難と膝を抱えたくなるかもしれません。

でもひとつ、重要な事実を思い出してほしいのです。


私たちは一人ではないということです。

私たちは密接に結びついた社会の中で生きているのです。

みんなで協力してこの問題に応えることができるのです。


これは、私にとっては、

過去救えなかった自分を救うためでもあるのかもしれません。

なおさら、私は、子どもたちのことを考えると、どうしても 放っておけないのです。


私たちができる最善を尽くすべきだと思いませんか。


以前、選挙の投票がありました。

投票へ行った私は、

より善い世界を希求する社会の一員であることに気が付きました。


こうした感覚は、歴史や公民を学ぶだけでは理解することが難しい でしょう。

子どもたちは、実践的な場を通して市民性を育める必要 があると思うのです。


そして、私たちが社会をより善くする方法は、投票以外にもあるは ずです。

ガンディーやキング牧師をはじめとする世界的に有名な運 動の数々は、国や政府からではなく、市民から始まるものでした。


変化は、上からだけでなく、下から起こすこともできるのです。


ひとりではありません。みんなで一緒にやるのです。


教育によって、

子どもたちがより善い世界に向かって積極的に社会に参加できる市 民性を育むべきなのです。

そしてそれは、私たちが先頭に立って行動する背中を見せてこそ実 現するものだと信じてやみません。


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